小児矯正の意義

小児矯正の意義

そもそも矯正治療にはどのような意味があるのでしょうか?
一般的には矯正治療は審美(見た目)を整える、綺麗に見せる表向きの意味が大きく、欧米では歯並びが場合によっては出世に影響するほどの意味を持っています。
しかし、小児矯正においてはお子様の発育にとても大きな影響を与える側面を持っています。

具体的には、上手に噛むことができない、発音が上手くできないなどの症状は直接お子様の身体の成長と精神的な成長に影響します。

ある一定期間はお子様に矯正装置をつけてもらうことにより確かにストレスを与えてしまう事実もありますが、それを怠って(または恐れて)しまい、その後のお子様の成長に影を落としてしまうことは避ける必要があると思われます。

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不正咬合の種類

不正咬合の種類は大きく分けて4種類となります。

上顎前突
一般的に「出っ歯」と呼ばれる症状。

上顎前突

下顎前突
一般的に「受け口」と呼ばれる症状。

下顎前突

叢生(そうせい)
歯並びが凸凹になってしまう症状。

叢生(そうせい)

開口(かいこう)
口が閉じない状態になってしまう症状。

開口(かいこう)

患者様の症状によって治療方法も異なりますので、これが全てではありません。まずはご相談いただきながら今後の治療方針など検討していければと思います。

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不正咬合による影響

不正咬合の注意すべき点は、必ずしも直接命にかかわるような症状がでないことです。
お子様は柔軟性があるので直接的に不具合を訴えることはなかなかありません。
やはり親御さんの注意と判断が大切になってきます。
ここに挙げる悪影響はあくまでその一部であり、お子様の症状によっては様々なかたちで表れてきます。

虫歯、歯周病の原因になりやすい

これはだれでも簡単に想像できると思います。
噛み合せが悪いだけでなく、全体的な歯並びが悪ければ必然的に歯ブラシが届きにくくしっかり磨けない箇所ができてきます。
一時的に予防歯科などで改善はできますが、長期的に考えれば虫歯、歯周病の原因になりやすいことが問題点として浮かび上がってきます。

顎関節症になりやすい

歯並びが悪いとお子様は良く噛める歯を使うようになっていきます。
例えば左右どちらかの歯ばかりを使うことにより顎の発達が偏ってきます。
当然使っていない側の顎の筋肉も発達してきません。
これが結果的に顎関節症の温床となる可能性になってくるのです。

発音がしにくくなる(タ行、サ行の発音)

もし、お子様の言葉のなかででタ行、サ行の発音がはっきり出来ていない場合は特に注意が必要です。
綺麗な発音ができなければお子様の学校生活で支障が発生するだけでなく、精神的な負担も大きくなりかねないケースが考えられます。

将来の歯科治療を難しくする

お子様の矯正治療を見送ってしまい、将来大きくなってから治療するとお考えであるのであればそれは逆にリスクを背負ってしまうことになりかねません。

お子様の歯または顎は発育中であるからこそ矯正治療の際に劇的な改善をする場合もあり、将来歯科治療をする際も容易にする効果があります。
しかしその時期を逃して大人になってからの矯正は最悪の場合抜歯を含めた治療になる可能性があります。

体に様々な悪影響を及ぼす

扁桃腺が腫れやすい、ちくのう症、鼻がつまりやすい、あくびをする、寝起きが悪いなどはいずれも呼吸によって得られる酸素が少ない為に起こってくる現象です。

歯並び、咬み合わせの影響です。口だけでなく、お子さんの場合、耳鼻科系の疾患もその症状のひとつとして現れます。
そのほかにも、咬み合わせと身体とのつながりは深く、肩こり、首こり、頭痛、イライラしやすい…など咬み合わせからくる症状は様々です。

これらのリスクをできるだけ早い時期に改善し、お子さんの将来を明るくすることができるのは、やはり親御さんの意思であり判断だと思います。
当医院としては未来あるお子さんのリスクを減らし健康な生活を送っていただけるように一人でも多くの方に小児矯正の必要性を理解していただき、そのお手伝いができれば幸いに思います。

小児矯正を通して歯並び、咬み合わせを改善するのはもちろんですが、お子さんの場合、特に体のコンディションを良くしてあげ、本来のそお健やかな成長を送れるようにすることが、最大の目的だと考えます。

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